加齢による「人生の下り坂」はネガティブイメージですが、むしろ上りのような苦しさはなく、ゆっくりと見晴らしを楽しみながら歩いていけます。人は、年を取るほどに幸福度が上がっていく存在なのです。(前野隆司著PRESIDENT 2016年9月12日号より)
その幸福度を上げる大きな要素の一つが健康です。
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健康はお金で買えるか?
幸福はある程度お金で買えるんじゃないか? だったら健康もお金で買えるはず。
そんなふうに思うことありませんか?
お金をかけていい環境で注意して暮らせば健康になれそうです。
だけど裕福な人は病気にならないかというと、そんなことないんですよね……。
高度な医療を受けて、長生きすれば幸せかといえば、それもちょっと違う気がします。
お金は生活満足度を上げることはできても、必ずしも幸福度を上げる要素ではないみたい。
幸福度を上げる要素は、健康のほか、自由とか愛情といった他人との比較や競争と関係なく得られるもので、非地位財に分類されます。
幸福度はこうした非地位財によって高められ、長続きするのが特徴なんだそう。
一方、財産や社会的地位など地位財で得られる生活満足度はきりがないので長続きしない。
お金がないから健康になれないと思い込むのは不幸です。
日本では病院で亡くなる人が大半なんだそうですが、まわりの人に負担なく、穏やかに看取ってもらえるような最期が迎えられたら幸せだなぁと思います。それが健康であるということではないかと思うのです。
暮らしの中でできる範囲で健康維持に努めること、それは人生でお金を稼ぐ仕事に負けないぐらい大事なことで、幸せなことなんですよね。
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