ビタミンD生成には日光浴をするのが一番。食品に含まれているものはわずかで、食事ではほとんどとれないんです。
紫外線が気になる方は、サプリメントや薬剤でビタミンDを補給したほうがよさそうです。
ビタミンDが不足すると
ビタミンDが不足すると、骨の生成に不備があらわれることは昔から知られていました。
最近はうつ病などの精神疾患や発達障害、片頭痛など多種多様な症状に関わっていることがわかってきています。
なかでも脳神経の伝達物質である脳内セロトニンとの関係が注目されているんです。
脳内セロトニンの欠乏によって引き起こされているさまざまな疾患の原因がビタミンD欠乏にあるかもしれないからです。
ビタミンDは日光浴で得られる
ビタミンDは、その多くを日光浴で得られるというちょっと特殊な栄養分です。
以前は日光に当たらずに生活する人などいなかったので、日照時間が少ない地域を除いて、ビタミンDが欠乏する心配はほとんどなかったんですね。
20年以上前なんかは、夏は海岸で肌を焼くのがあたりまえだったんですよね。「夏に日焼けすると冬に風邪ひかない」といった話もありました。男性の色白はカッコ悪いイメージだったんですけどね。世の中変わるものです。
紫外線の害が指摘されるようになってからというもの、赤ちゃんから男性まで、みんな紫外線を避けるのが常識になってしまったんですね。
紫外線を避けるのはいいんですが、ビタミンDのことをすっかり忘れてしまったのがいけなかった。
日光はビタミンD生成だけでなく、からだのリズムや神経を整える重要なはたらきと深く関わっているんですよね。日光がなかったら、あらゆる生物は生きていけません。
日光のありがたい恩恵を忘れないで、じょうずに向き合っていきたいですね。
ビタミンD補給、忘れずに。
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