規則正しい生活してますか? そんなに規則正しいことって大事なんでしょうか?
睡眠不足や夜更しが過ぎるのは、何となくからだに悪そうなのはわかる。だけど、早寝早起き朝ごはん的な規則正しさってほんとに必要なんでしょうか?
社会的に許される範囲で、好きなときに好きなようにしたい派のわたしとしては、規則正しい生活を強いられると、なんだか窮屈な感じがするのだけれど……。
8時間睡眠のウソ。
わたし、若い頃からずっと睡眠時間が長いんですね。わりと眠るのが得意で、長い昼寝をしても、夜寝つけなくて困ることがほとんどないという特技があるんです。
ただし、睡眠時間が少ないと、決まって頭痛がしたり、体調が悪くなる。
だからいつもできるだけたっぷり睡眠時間をとるよう心がけていたんです。
起床時間や就寝時間より、睡眠時間をたくさんとることが大切だと思ってたんですね。
年齢とともに必要な睡眠時間は減る?
子どもたちや若い頃は成長過程なので、たくさん寝ないといけないけれど、年とともに必要な睡眠時間は減る傾向にあることを知って、ビックリしました。
成長ホルモンが出る深い眠りというのは、寝付いてから3時間以内にあらわれるのがとくちょうなんですが、年齢が高くなるにつれて、こうした大切な深い眠りは、自然と短くなってくるもののようです。
年をとると、眠りが浅くなるのは、ごく自然なことなんですね。年をとると、よく眠れないとか眠りが浅いとかで気に病む人が多いですが、必ずしも睡眠障害や睡眠不足とは限らないのだそうですよ。
わたしも、ときどきトイレに行きたくなったり、ふっと目覚めることがあります。起床時間より早く目覚めることが少なくありません。若い頃にはほとんどあり得ないことでした。眠りが浅くなってきている実感があります。
それでも、やっぱりたくさん寝ないといけない、とずっと思ってきました。というのも、疲れやすく昼間に眠くなることが多かったからです。長時間一気に眠れないのは、からだが痛くなるせいだとも思っていました。
それで、黒柳徹子さんのように、睡眠量を確保するため、分割睡眠することにしたんですね。
でも、『8時間睡眠のウソ』を読んで、ほんとにわたしは、若いときと同じ調子で、こんなにたくさんの睡眠時間が必要なんだろうか?って疑問が……。
睡眠時間には、かなり個人差があるみたいなので、平均よりたくさん眠らないといけないとしても、若いときよりは少なくてすむようになってきている可能性はあるんですよね。朝方、かならず目が覚めるようになってきていることからも思い当たります。
昼間の睡魔は、量の問題ではなく、もしかしたら睡眠リズムが悪い質の問題かもしれない、と思うようになりました。
分割睡眠のリスク
分割睡眠は、寝付いたあと3時間以内にあらわれる大事な深い眠りの質を下げるおそれがあるんです。
深い眠りは、なるだけまとめてたくさんとるのがいいらしいんですね。それがちょっと長い昼寝をしたりすると、こうした深い眠りが昼寝のときにもあらわれてしまい、夜の深い眠りに影響し、明らかに深い眠りの総量と質を下げてしまうのだそうです。
深い眠りにより生成されるという成長ホルモンは、細胞の修復や代謝のはたらきをする、おとなにも非常に大切なもの。
できるだけたくさんほしい!
黒柳徹子さんも、成長ホルモンのために、わざわざ分割睡眠をするようになったと言ってます。
でも、へたな分割睡眠は、逆効果みたいなんですね。
少なくとも、夜の10時から夜中の2時までがいちばん成長ホルモンが出るっていうのはウソ。
成長ホルモンが出る深い眠りは、寝ついてから3時間以内に出てくるものなので、何時に寝ているかは関係ないんですね。
それよりも交互にあらわれる浅い眠りと深い眠りのリズムを崩さないことがもっとも大事なことみたいです。
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起床時間を決めて実験。
睡眠はリズムが大事だと知り、これまでいい加減にしてきた規則正しい生活とやらをしてみることにしました。あまり自信がないので、とりあえず、オットが休みの日も、同じ時間に起きることから始めました。
就寝時間は、なるべく23時を心がけましたが、遅くなることもあります。昼間、どうしても眠くなったときは、眠っていいことにしました。
実践してみると、意外と昼間眠くならず、習慣になっていた昼寝をほとんどしなくてもいいようになりました。体調も今のところいい感じです。
早く寝るために、おふろは朝に入ることにしたのもよかったかもしれません。
これから寒くなるので、このリズムが無理なく続けられるかどうかわかりませんが、できれば続けたい。わたしなりにコンパクトにまとめて睡眠がとれるようになったのは、ありがたいことでうれしいからです。
睡眠については、どんどん新しい研究が進んできており、これまでわからなかったことや間違いがどんどん明らかにされてきています。
でも、まだ個人の最適な睡眠時間やリズムを客観的に把握するところまで至っていません。わからないことも多いんですね。
だから思い込みを捨てて、柔軟に試行錯誤していきたいと思います。
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