肌断食の提唱者で有名な宇都木医師の弟子だと言われている著者の本を読んだ。
2015年6月に発売された新しい本です。女性目線で書かれていると評判の本なんですが、ちょっとがっかりな部分があって残念なんですよね……。
皮膚科の先生がいまだに23:00~2:00がお肌のゴールデンタイムだなんて言っちゃダメでしょ。
このゴールデンタイム説、もうとっくに否定されてますよね。テレビの番組でも否定されてましたよ。わたしはたしか『8時間睡眠のウソ。』という本で知りました。
成長ホルモンが一番できるのは、睡眠後3時間までにあらわれる深い眠りのときなんですよね。時間は関係ない。
一般の方は知らなかったですみますが、皮膚科の先生がいまだに知らないではすまないでしょ。誰かチェックしなかったんでしょうか……。
この部分のせいで、書いてあることが全部「ほんとにだいじょうぶ?」って心配になる。とってももったいないって思いました。
意外とお医者さんって、現場で忙しいせいか勉強不足な方が少なくないみたい。だから勉強熱心で自分より詳しい患者はやりにくいし、おもしろくない、と思うのは当然かもしれません。
でも、分子生物学や栄養学、スポーツ関連の関係者や患者さんなど、今は医師以外の方の健康情報のほうが役立つことが多いんですよね。お医者さんのほうが案外遅れていたりする。
もうお医者さんだけが先頭に立ってがんばらなくてもいい時代に来ているのかも。
健康情報はひっくり返ることがままある
健康に関する情報は多種多様で、これまでの常識があるときからひっくり返ってしまうようなことも珍しくないんですよね。諸説あって、何が正しいかはっきりしないことも多い。
そのすべてにくっついて行くのは無理ですが、何でも飛びついて信じ込まないようにしなくてはと思ってます。
でも「これこそ自分の健康のためにぴったりの情報ではないか!」と、いちいち思っては試してみたくなるんですよね。
人間のからだはまだ未知だらけですから。そこに希望がありそうです。
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