日本人はとくに、いつまでもきれいに白髪を染める方が多く、それが身だしなみのようになっている傾向があるように思います。
これが外国だと、髪の色が多種多様で、もともとグレイっぽい人もいたりするので、白髪スタイルが目立ってどうのこうの言われることもないようです。
みんなと同じでないと嫌ってわけではないけれど、みんなと違うことをして目立つのも苦手だと思っている典型的日本人のわたしとしては、この白髪問題は悩ましい!
白髪染めしない快感を知ると……
半年ほど白髪染めをいっさいしなくなったとき、ふだん何も言わないやさしいムスコが日の当る場所にいたわたしを見て、
「おばあちゃんみたいでビックリした。」
と言ったんですね。ショックでした。
ほとんど人と会わずに過ごせる生活をしていて、人の目を気にしたり、人から何か言われることを警戒しなくてもいい環境にいるので、打たれ弱いったらないんですよね。
その後、往生際悪く、ときどき光で染まるヘアクリームなんかを塗ってしのいだりしたものでした。
でも、所詮人と接しない環境にいますので、「白髪のままでいいや」ってところに落ち着いているところなんです。
というのも、シャンプーしないで、白髪染めもしないでいると、ほんと髪と地肌がいい調子なんですよね~。こんなにラクして好調になることがわかってしまうと、手間なだけで、何一ついいことがないヘアケアなんてやってられません。
仕方なくするとしたら、それは人の目が気になるからなんですね。
白髪染めする努力をするか、白髪をおしゃれに見せる努力をするか。
50代前後というのは、染めずにはいられないほど白髪が増える年頃です。
白髪のままでいると、実年齢よりかなり老けて見えて不利、という意見が圧倒的というか、もう常識って感じです。白髪染めをやめるには早過ぎるというのが定説ですね。
わたしのように、地肌が過敏で白髪染めできないとか、白髪染めはダメ、とドクターストップの診断を受けている方なんかは、どうしているんでしょう?
染めずにウィッグ活用も。
白髪染めをやめて、ウィッグを活用している、というお話を聞いて、なるほど、と感心しました。最近は、おしゃれなウィッグがいろいろあるみたいで、お値段もピンきりなんですね。驚きました。
つけるのも簡単で、ぱっと変身できるので、お手軽で楽しそうです。ただ、意外とお手入れが大変そうなんですね。シャンプーとかしないといけないみたいですよ。そりゃそうですよね。
白髪問題を解決するには、白髪染めなどの白髪隠しに努めるか、白髪スタイルをよく見せる努力をするか、のどちらかにつきます! どちらもそれなりにイバラの道なんです。
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白髪スタイルがおしゃれに見える人の条件とは?
50代で、しかも日本人で、白髪スタイルがかっこいい人、有名人で思いつく人は皆無。
日本では、おとなっぽく見せることよりも、とにかく若く、かわいく見えることが評価される社会なので、白髪スタイルに対する目は厳しいのが現実なんですね。
というか、50代では白髪スタイルなんて、誰もやっていないし、手本がないので、ある意味やりたいようにしたらいいのかもしれませんね。
誰もやっていないことをかっこよく見せる人の共通点とは?
誰もやっていないファッションを素敵に見せる人たちに共通するのは、堂々としていることではないでしょうか。
白髪のままでゴメンなさい。みすぼらしくて申し訳ありません。ずぼらで染めていないわけじゃないんですよ。みたいな言い訳がましい態度でいるからダメなんですね。
老けて見えるのは、白髪のせいではなくて、日本人が持っている白髪に対する強い先入観と、その人のしぐさやふるまいではないかと思われます。
さらに、
- ごましお状態は汚い。
- 真っ白でないとかっこ悪い。
というのがあります。外国人だと、髪の色がまだらになっていてもおしゃれに見えるのに、どうして日本人は白髪混じりだと汚いように見えるのでしょう?
一つには、白髪を染めない人がおしゃれや身だしなみに無関心な傾向があるからではないでしょうか。もしくは、極端なナチュラリスト的な変わった人、といったイメージありませんか?
でも、こんなのって、ただの思い込みなんですよね。
堂々と小ぎれいにしていたら、ちょっと変わってるって思われるかもしれないけど、「これもアリかも。」って受け入れられる可能性はゼロではないのです。
流行のファッションなんて、みなそんな感じじゃないですか。見慣れないときは、ぎょっとしていたのに、流行りだしたらかっこよく見えてきて、それ以外はやぼったいとさえ思えてくる。まったくいい加減なもんです。
要は、堂々とすればいいだけなんですね。
白髪スタイルはメイクも大切。
白髪スタイルになると、肌映りがずいぶん変わりそうです。ぼけないように、メイクをしたほうがいいかもしれませんね。
厚化粧しなくても、きちんとメイクをしているだけで、身だしなみに配慮しているアピールになります。
白髪スタイルの場合、ワイルドやナチュラルは、ほどほどにしないと、おしゃれに見えないかもしれないですね。
わたしも、「おばあちゃんに見える。」と言われても、気にしないで堂々と、白髪のままでいようかと思っているところです。
こんなことを言いながら、きっと何回もめげると思いますが、染めないほうが好きなので、世間の目を耐え忍んで受けることにします。人の目にさらされる機会が多くないナイスな環境を生かし、白髪スタイルが汚らしく見えないように、精進して参ります。
50代白髪スタイル派の方、ともに元気に励みましょう!
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