『シャンプーをやめると、髪が増える』の中に登場する人たちも、完全にシャンプー断ちできるまで、紆余曲折の苦労を味わっていることがわかって、ホッとしました。
皮膚は「排泄器官」
皮膚は「排泄器官」というくだりが印象に残った。皮膚が排泄器官だなんて、考えたこともなかった。
しかも、皮膚は穴だらけで自浄作用を備えていない。
排泄のための毛穴や汗孔にシャンプーやリンスやトリートメントをこすりつける行為は、食べものを口からではなくお尻から浣腸して入れるようなものです。
シャンプーはからだに悪いとは思っていたけれど、浣腸しているようなものとは思わなかった。衝撃です。
シャンプー断ちの壁
シャンプー断ちの心配ごとは、
- ニオイ
- ベタツキ
ではないでしょうか。
原因は同じ、皮脂です。皮脂が酸化するとニオイのもとになり、皮脂が多すぎるとベタツキのもとになります。
長年シャンプーを使っていると、皮脂が必要以上に多く分泌されるようになっているそうです。
そこで、シャンプー断ちをすれば、どんなことになるか、想像できますよね。
ニオイは水で消える
皮脂が酸化してできるニオイのもとは、
- 脂肪酸
- 過酸化脂質
- アンモニア
- 硫化物
などで、いずれも水溶性。
シャンプーをやめて、皮脂量が減り、皮脂腺が縮むまでが辛抱のしどころです。健康な皮脂量をとり戻すには、数ヶ月から数年かかるみたいです。
途中シャンプーを使いながら徐々に脱シャンプーする場合は、さらに時間がかかると覚悟したほうがいいです。
頭皮の10万個の特大の毛穴から毒を注入してまで、シャンプーで汚れを完璧に落とす意味はどこにもありません。意味がないどころか、皮脂の分泌量を増やしたり、常在菌を殺したりすることで、頭皮や毛髪をかえって不潔にして、ニオイも強くすることになるのです。
わたしは一気にシャンプー断ちしようと思います!
ベタつきは長くても5ヶ月。ある日突然なくなる。
『シャンプーをやめると、髪が増える』の中には、シャンプー断ちをした女医さんたちの体験談が掲載されている。
患者さんと向き合う仕事をしながらシャンプーをやめたのだからスゴイ。
ガマンの時期、有効だったのは、猪毛のブラッシングなんだそう。ニオイのもとになる皮脂やほこりなどの汚れを取り除いてくれるからです。
わたしもこれまでブラッシングなんてほとんどしていなかったのですが、豚毛と木製のブラシでブラッシングするようにしています。地肌をこするぐらいでないと、ブラッシングした気がしないでいたのですが、地肌にブラシは当らなくてもいいらしいです。
確かに、ブラッシングを丁寧にするようになったら、シャンプー断ちのストレスがずいぶん軽減された気がします。
洗髪は短時間水洗い
髪の洗い方も間違ってました。
シャンプーを使わないのだからと思って、熱いお湯で丁寧に洗い流していたのですが。
体温ぐらいのぬるま水で、さっと短時間流すくらいがいいというのには、ほんとにびっくりです。さらに、ドライヤーも5分以内にとどめたほうがいいそうです。
何もかも常識と思っていたことと反対なんですから驚きです。
しばらくそのとおりにやってみようと思います。これですむならラクでいいです。
あなたもシャンプー断ちしませんか? まだ頭皮にシャンプー剤を浣腸します?
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