白澤卓二氏の『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』を読みました。
5年ぐらい前になるでしょうか。マクロビにはまったとき、白砂糖はだめだ、ということを思い知ったのですが、実践できるわけもなく、いつの間にかうやむやに過ごしてきました。
でも、50歳を目前にして、このままでは、間違いなく砂糖中毒の糖尿病予備軍になってしまう!という危機感が切実になった今、なんとかするアイデアが見つかるかもしれない、と手に取りました。
だから、どうすれば砂糖中毒から抜けられるの?
わたしの知りたいことはただ一つ。
挫折しないで砂糖をやめる方法!
そんなものがあるんでしょうか? 中毒の場合、控えるといった生ぬるい方法ではやめられない状態。完全に絶つぐらいの覚悟が必要だ、と聞いたことがあるけれど、本当なんでしょうか?
完全に砂糖断食したほうがいいのかどうか、についてはわかりませんが、人間は、糖分がなくてもエネルギーを作り出す手段を持っており、糖分をとらなくても生きていける、ということをこの本ではじめて知りました。
『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』の中では、糖分以外からエネルギーを作るしくみをケトン体回路と呼んでいます。
ケトン体回路は、糖分が補充され、糖分からエネルギー生産が行われている間はスイッチが入らず、作動しないのだそうです。
現代人は、たえず十分すぎる糖分を摂取しているので、ケトン体回路が止まってしまっている状態なんですね。
そこで、このケトン体回路のスイッチを入れることができたら、砂糖中毒から抜けられるからだになるというのです。
自然の甘さ!お飲物に、フルーツに!★砂糖を使わずに生まれた自然の甘さの糀ジャム |
ケトン体回路のスイッチを入れるには?
といっても、糖分からエネルギーを作り出している間は、ケトン体回路のスイッチは入らないんですね。
ということは、糖分からのエネルギー生産をストップさせないといけない。で、結局、まずは糖分を我慢して制限することは、避けられない模様。
糖分のもとになる炭水化物を控える。
いきなりピンポイントで砂糖を控えるのもたいへんですが、炭水化物を控えるのもけっこうむずかしいです。
- ごはん
- 麺
- パン
ですからね。家族みんな好きなものばかりです。
玄米、ソバ、全粒粉にするぐらいでしょうか。そういえば、あさイチで、しらたきのパスタ作ってました。おいしそうでしたよ。
塩糀や甘酒で味つけするように心がけることもできそうです。
お菓子やインスタント食品、加工品は、減らすよう努めるといったところから始めましょうか……。
良質なたんぱく質をとる。
良質なたんぱく質というのは、具体的にいうと、
- 赤身の肉
- 魚
- 卵
- 大豆
などです。もちろん、寝かせ玄米でたんぱく質をとる、ということもできそうです。
高齢者ほどしっかり肉を食べてたんぱく質をとったほうがいい、ということを述べる人もいますし、代謝できる割合で良質な食事をするほうがいいとか、粗食がいい、などなど諸説あります。
自分に合う方法をいろいろ試してみるといいですよね。
『寝かせ玄米生活』との違い。
『寝かせ玄米生活』とケトン食は、食べたほうがいいものや食べないほうがいいものなど、ほとんど同じです。良く噛んでゆっくり食べるとか、腹八分目みたいなことを奨めているところも似ています。
どちらも、からだによくない食べものが巷に出回っているけれど、無神経に食べ過ぎないようにして、健康的な食事をしようよ、ということを言ってるんですよね。
- 一日二食。
- 一汁一菜。
- 朝はジュース。
- 玄米:野菜:肉=6:3:1の割合で食べる。
- 野菜、肉・魚、ごはん・パンの順に食べる。
などなど、細かいルールはそれぞれ違い、なかには反対のことを言っているように思うところもありますが、そういうのは、どちらがよくて、どちらが悪いということではなく、取り組みやすい好きなほうを選んで実践すればいいことではないかと思います。
なぜなら、大筋は、どちらも、あたりまえのように食べているものに、もっと関心を持ち、食事を大切にしようよ、という提唱に違いないからです。
時間がなくて、食事なんか何でもいいように思ってきたのをあらため、ちょっと気をつけるようになっただけでも、もしかしたらすごい進歩なのかも。
超高齢化ジャパン。みんな元気になりますように。
「寝かせ玄米(酵素玄米・発酵玄米)」がレンジでチンで食べられる!四日寝かせたもっちもち |
コメント