健康を維持する食事を作るのが台所仕事のもっとも大事な仕事です。
などと言うと、食事のしたくがゆううつになりますよね。
それさえできればいいのです。基本ではないプラスαなことは、できる必要はなく、する必要もありません。
と、述べているのは門倉多仁亜氏。
台所で作る食事は、それぐらい重要ってことですね。
食材の選び方。
日本では、便利でおいしいものがかんたんに何でも手に入ります。その反面、安全でからだにいい食品は、ほとんどないとまで言われています。
いったい何を食べればいいの? と問うと、1日3食食べないほうが健康になる、などと言う人もいて、それがなかなか説得力があったりする。
確かに、無添加・無農薬の食品を徹底的にそろえることや、加工品や添加物を完璧に避けるなんてことは、現実的に不可能です。
だったら、なるだけ食べる量を減らしましょう、と考えるのもうなずけます。
わたしも気になったときは、いろいろ気をつけようと努めてみたりしていますが続かないんですよね。ラクにできることだけしています。
わたしがだいたい気をつけていることは、
- 全粒粉入りの食パンを作って食べる。
- 小豆と大麦入りの玄米ご飯を食べる。
- 白砂糖は使わない。
- サラダ油は使わない。
- 化学調味料は使わない
- お菓子は控える。
- 白米は控える。
- 麺類は控える。
- インスタント食品・冷凍食品は控える。
ぐらいです。
炭水化物は、意識して控えると、数ヶ月で6kgダイエットできてびっくりしました。油断するととり過ぎてしまうことがよくわかったので注意しています。
調味料・油
味噌と菜種油は無添加のいいものを使っていますが、ほかの調味料は、あんまりこだわっていません。こだわりたくてもコスト的に無理というところもあります。
醤油やぽん酢、マヨネーズなんかを自分で調合するようにして、市販の合成調味料はできるだけ使わないようにしています。
おすすめはマルクラの白味噌。これは洋風でも和風でも中華でも、何でもおいしくしてくれます。パンを作るときにも重宝してます。無添加の味噌なのでちょっと高い。
![]() マルクラ 白みそ(国産米・国産大豆) 250g[白みそ(白味噌)] |
ほかには、鎌田醤油の和風たれがうちの定番です。これは甘い醤油なんですが、味つけにとっても便利。原材料が比較的シンプルなので、よしとしています。
うちの料理は、鎌田醤油の和風たれに含まれている砂糖や塩分がかなり入っていると思うので、べつに砂糖や塩はほとんど使いません。
肉はあらかじめ塩麹につけておきます。
塩麹と甘麹は、乾燥麹を買ってきて自分で作るとおいしくできます。塩と砂糖の代わりになります。
野菜・肉
野菜や肉は、ふつうのスーパーで買ってます。野菜は農家直販の店で買うことも多いですが、無農薬や有機のものにこだわっていません。
旬モノの安い野菜を買って、大事に無駄なく食べることだけ心がけています。季節ごとに、とれる野菜を思いっきり食べるので、同じ野菜が続きますが、気にしません。たくさんとれるときの野菜はとってもおいしいですからね。炒めたり、ゆがいたりするだけでごちそうになります。
最近は、天候不良で値段は高いのに品質が悪い野菜ばっかりで困ってます。早く天候が安定して、おいしい野菜がいっぱい収穫できるように祈ってます。
いろいろ食べることがリスク分散になる。
間違っても毎日の献立に30品目とか一汁3菜とか準備しよう、なんて無理なことはしません。
一週間とか一ヶ月、年間通していろんなものをまんべんなく食べるようにしていれば、万が一悪いものを食べていたとしても、集中してしまう危険は避けられるし、だいたいの栄養バランスをとることにもつながっている、と思うことにしています。
食事のしたく。
うちは、規則正しく3食食べていません。
みなそろうのは、夕食ですが、それも毎日ではありません。
だからというわけではないですが、ちゃんとした料理は、だいたい日に1食作るだけです。あとは残りモノやかんたんな軽食にしています。
常備菜としてひじきの煮物をまとめて作り置きしてあるので、毎日お味噌汁を作っておけば、あとは納豆や卵、のり、梅干しなんかを合わせれば、かんたんな1食ができあがります。
ちゃんとした1食の調理もシンプルでかんたんなことしかしていません。
焼く・蒸す・煮込む、といった調理の方法を変えて、食材は同じようなものを使いまわしている感じです。揚げ物は、みんな大好きなんですが、油がもったいないので、あまりしません。調理方法を変えるのは、栄養バランス的にもいいみたいですよ。
ただ食べる時間がいい加減で、バラバラになっているのが気になっているんですよね。今後、正していきたいです。
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