呉茱萸湯は片頭痛用に処方してもらっている漢方薬です。
漢方薬は、飲む時間や回数を気にしないで飲めるので気に入ってます。
何となく調子が悪いときに飲めます。
首筋や肩がこって具合が悪いとか、どこかしんどいといった何となく不調状態のときに遠慮なく飲んでおくといいみたい。
片頭痛が始まってしまっても、頭痛薬といっしょに数回飲むようにしてます。
そうすると、片頭痛が長引かない感じなんです。
呉茱萸湯はシンプルな生薬構成
漢方薬というのは、複数の生薬が組み合わされてできているので、複雑な複数の症状に効果が期待できるんですが、この呉茱萸湯は、比較的シンプルな生薬構成です。
- タイソウ(大棗)
- ゴシュユ(呉茱萸)
- ニンジン(人参)
- ショウキョウ(生姜)
漢方薬は一つ一つの生薬の効用だけでなく、合わさることでまったく新しい効用があらわれるのがとくちょうです。
西洋薬のような明確な効果が感じられない場合もあるにはあるんですが、効かないと思い込んでたのは、もったいなかったと思ってます。
もう少し早くからこの呉茱萸湯を併用していたら、もっと早く片頭痛体質が改善できたかもしれないと思うからです。
4つの生薬は、いずれもからだを温めるもの。それによって緊張を和らげたり、胃腸を整えたり、新陳代謝を促すことで、頭痛や吐き気、肩こりを抑えるようです。
実際、片頭痛の原因である血小板の凝集を妨げる成分や鎮痛成分もあるんですね。
飲んですぐ肩こりがラクになる感じはあります。それでオットもよく飲んでます。
漢方薬は複合的な作用なので、西洋薬のようなキレがない代わりに、極端な効き方をしない安心感もあります。
呉茱萸湯の苦みも慣れればクセになります。
呉茱萸湯は苦くてまずい漢方薬で有名なんですよね。
エキス剤はお湯に溶かして飲むとより効果的と言われてるんですが、呉茱萸湯はそうするととても飲めないという方が多い。
わたしもはじめはそうだったんですが、何回かに分けて無理して飲んでるうちに、やっぱりそうして飲んだほうが効き目があると思うようになりました。だから今はかならず熱いお湯によく溶かしてから冷ましながらちょっとずつ飲むようにしてます。苦みも慣れればどうってことありません。
呉茱萸は本来においも強烈らしいのですが、呉茱萸湯の呉茱萸には強いにおいはありません。少しずつ飲むと、からだがよく温まってリラックスできる気がします。
酷暑の毎日でバテ気味なんですが、暑さで弱ってるときも、呉茱萸湯はからだを温めるからよくないということがない。それどころか、からだがほてり過ぎたり、冷え過ぎたりしないように調整してくれる感じでいいんです。夏にも重宝しそうです。
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