更年期障害ホルモン補充療法の衝撃

checklist-3222079 健康法

つい最近も更年期障害の治療法の一つにホルモン補充療法を行っていると告げているテレビ番組を見た気がする。

確か欧米ではホルモン補充があたりまえのように行われており、更年期障害で苦しむ人が少ないみたいなことを言ってたような……。

そういう情報を一度となく聞いていたので、疑うことがなかったわたし、この文章を読んでびっくりしたのでした。

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ホルモン補充療法には効果どころかリスクがあった!

ホルモン補充療法を受けた女性のほうが、乳がんの発生率が統計的に有意に高いということが明らかになったのである。それでも、心筋梗塞のリスクは下がっているのではないかとの期待は根強かった。しかし、その後の分析によると、ホルモン補充療法を受けた女性のほうが、逆に心筋梗塞のリスクが高いことが明らかになったのだ。

これは『「原因と結果」の経済学-データから真実を見抜く思考法』という本の中の「ホルモン補充療法」の罠というコラムの一節です。

これによると2003年頃にはすでにホルモン補充療法には何のメリットもなく、かえってリスクをもたらすものであるというデータ結果が発表されていたということになるんです。

日本では実際まだホルモン補充療法やってませんか!?

相関関係と因果関係がごっちゃになってるもっともらしいデータが氾濫してる!

昔から男性より女性のほうが心筋梗塞などの動脈硬化のリスクが低く、閉経を迎えた女性が男性と同様に心筋梗塞になる確率が高くなることが知られていました。それで女性ホルモンが心筋梗塞のリスクを抑えているのではないかという仮説からホルモン補充療法が行われるようになったんですね。

ホルモン補充療法が一時期効果があるように思われたのは、当時ホルモン補充療法を受けていた女性たちは教育レベルや所得が高い女性たちが中心で、健康意識も高く、生活習慣もよい人が多かったため、そもそも心筋梗塞のリスクが低い人たちだったからでした。ホルモン補充療法が心筋梗塞のリスクを抑えていたわけではなかったんですね。

「健康に対する関心度」は生活習慣に影響を及ぼし、心筋梗塞のリスクにも影響する要素です。こうした要素を考慮しなかったために「ホルモン補充療法を行った女性は心筋梗塞リスクが低い」というただの相関関係に過ぎないものを「ホルモン補充療法を行ったから心筋梗塞のリスクが低くなった」という因果関係と誤解して解釈してしまったのでした。

このようにただの相関関係をもっともらしい因果関係であるかのように解釈するケースが非常に多いみたいです。というのも、あらゆる条件を揃えて正しくデータを比較することは、そう簡単じゃないからなんですね。

著書ではほかにも

  • メタボ健診を受けていれば長生きできるのか。
  • 男性医師は女性医師より優れているのか。
  • 認可保育所を増やせば母親は就業するのか。
  • テレビを見せると子どもの学力は下がるのか。
  • 勉強ができる友人と付き合うと学力は上がるのか。
  • 偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか。

といったデータの検証を行っています。

数字のデータを引き合いに出されると、何でも信じてしまいそうになるけれど、いい加減なものがいかに多いかがよくわかりました。

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