七号食の提唱者である荻野芳隆氏の著書『好きなものを食っても呑んでも一生太らず健康でいられる寝かせ玄米生活』を読みました。
七号食についても、寝かせ玄米についても知っていたので、あらためて読むまでもないかと思っていたのですが、基本食と快楽食との関係や関わり方などは、極端でとても真似できない健康法とは違い、本当に共感できるものです。
「正しいことではなくできることを伝えることが正しい」
という信念がいいではないですか!
カロリーを減らしても痩せない!
カロリーは、戦後すぐの物不足の時代から経済発展と同時に増えていきましたが、80年代に入ると逆に肥満が問題になって減少していき、現代はなんと戦後すぐとほぼ一緒。ところが、肥満は増えているのです。
この事実からも、カロリーだけを気にすることがいかに無意味か分かると思います。もうカロリーなんて判断基準は捨ててください。大事なのは代謝できるかどうかです。
この話にはびっくりしました。同じカロリーの食事をしても、太るメニューとそうでないメニューがあるんですね。食べたものをきれいに代謝するには、食事の割合と質が大事なんですね。
現実的快楽食とのつき合い方
著書では、いわゆるからだに悪いけど、おいしい楽しい食べもののことを快楽食とよんでいます。肉や砂糖、お酒などのことですね。
寝かせ玄米生活では、快楽食のことを、ハレの日に食べる、ごちそうで、まったく食べてはいけないものとはとらえていません。
ハレに日とは、晴れの日のことで、お正月とかお祭りとかお祝い行事などの特別の日のことですね。たまには、ごちそうを食べて楽しんでもいいというわけです。
現代は、毎日がハレの日になってしまっていて、快楽食をとり過ぎない仕組みが壊れてしまっているんですね。快楽食には、気分転換とか、幸福感といった心の健康のためには欠かせないものである一方で、食べ過ぎると、からだに負担がかかって健康を害するものであることも忘れてはいけません。
ちょっとやっかいな面のある快楽食をコントロールする知恵を今の時代に合わせてうまく取り入れようとしているのが寝かせ玄米なんですね。
基本食と快楽食を意識するだけでも食事改善ができそう
基本食というのは、玄米6:野菜3:肉1の食事で、1回10点満点とします。玄米に一汁一菜のメニューですね。食事の支度がかんたんなのがいいですね。
快楽食は1回食べると-5点のイメージです。
それで、平均80点を目標にします。
快楽食をとりたければ、基本食の機会を増やし、点数を稼いでおけばいいわけです。
大雑把なので、なんとなくできそうでしょ? わたしなんか、大好きなチョコレートが食べられるなら、基本食を続けることぐらい何でもないように思います。
寝かせ玄米生活、オススメです。
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