50代は健康寿命が現実味を帯びて迫ってきます。あと何年病気にならず元気で生活できるだろう、などと今まで考えたこともなかったことが、ふと頭をかすめたりするようになるんですね。自分だけはなんとなく病気にならないのではないか、と油断していたところに、ちょっと体調を崩したりなんかすると、急に心細くなったりして。第二の思春期と言われているぐらい微妙な年頃なんですね。
更年期は、若々しさを保つというよりは、老いを受け入れる準備を始める時期と言われています。それが結果的に美容や健康のためにもなるんですね。
50歳からの運動はあくまでも健康のため。健康のためにする運動の目的は、
- 血行を良くすること。
- 代謝のいいからだづくりをすること。
の二つです。
50歳から始めたい血行を良くする運動
女性に多い冷えの原因は大半が運動不足なんですよね。運動不足で血行が悪くなる。わたしも冬はどんなに厚着をしても手足の指が冷たくなります。末端までちゃんと血液がめぐっていないんですよね。
ウォーキング
血行を良くする運動の基本は、なんといっても歩くこと。大またで早く歩くと脳の活性化にもなると言われていますよね。あらたまってウォーキングをしなくても、生活の中でできるだけ歩くように努めるだけでもいいんです。かえってそのほうが長続きしていいかもしれません。
わたしもふだんの家事仕事でなるべく歩くように心がけています。家事がおっくうなときでもウォーキングだと思ってからだを動かすようにしています。
ふくらはぎの筋トレ
ふくらはぎの筋肉は、血のめぐりをよくするポンプのはたらきをしています。ウォーキングがなかなかできないときは、気軽にできるふくらはぎトレーニングを一つ覚えておくといいかもしれません。爪先立ちとかスクワットとか、家事の合間にできることをこまめにするといいですよね。
中高年からの筋トレ本
わたしのように、ろくに運動をしたことがない者がいきなり筋トレなんてできるものではありません。でも、あきらめることないみたいですよ。筋肉って、いくつになっても鍛えられる数少ない器官なんだそうです。自分の状態に合わせて、生活の動きをラクにしてくれる筋肉をこつこつ鍛えていけば、将来が変わってくるとか。なんか貯金と似てます。
50歳から始めたい基礎代謝を上げる運動
基礎代謝を上げる運動というのは、何もしなくてもカロリーを消費してくれるからだを作るということです。ポイントは、軽く・ゆっくり・有酸素で鍛えられる「赤筋」という筋肉を鍛えることです。赤筋は、持久力系の筋肉で、見た目にわかりやすいマッチョな筋肉ではなく、インナーマッスルと言われているものです。
これもウォーキングが効果的な運動のひとつです。ほかには、正しい姿勢のキープや腹筋に力を入れてキープしたり、深呼吸なんかでも鍛えられるので、生活の中でちょっと意識するようにするといいですね。
運動ではないのですが、わたしが血行をよくし、代謝を上げるために実践しているものにHSP(ヒートショックプロテイン)入浴というのがあります。これは運動と同じ効果があるので、おふろ好きな方におすすめです。まだ始めたばかりなので、何とも言えませんが、続けやすく、冷えにはいい感じです。
なんにせよ、50歳からは血行をよくし、代謝を上げることを日ごろから意識することが大事なんですね。ぼちぼちでいいので長く習慣化できる運動を見つけて始めてみませんか。
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