気になる健康法には、何でもチャレンジしてみたくなりますが、基本は断食だと思ってます。
人のからだには、およそ60兆個の細胞があるそうです。その一つひとつが生きていて、新しく生まれては死ぬ、というのを繰り返しているんですよね。すごいと思いませんか?
体内では、それだけの細胞がシステマチックに正しく活動しないといけないのですから、何かの拍子で具合が悪くなるのも無理ない話ですよね。
でも、少々のトラブルにはへこたれない力も備わっているはず。
へたな手出しをして、からだが回復しようとしているのを邪魔しないことが大切なんじゃないか、と思うわけです。
へたなこと、というのが食べることなんですね。もっと、自分の細胞たちの力を信じてみましょうよ。
食べ物にこだわる意味がわからなくなった。
わたし、五十歳を前にして、はじめてひどい貧血だと診断され、びっくりしたんです。
そう言われてみれば、ちょっと歩いただけでもひどく息切れがするようになっていて、ずいぶん体力が落ちたもんだと思ってました。ほかにも、背中が痛くなってくるので、長時間気持ちよく眠れなくなっていたんですよね。寝るのが大好きなわたしとしては、かなりショックなことです。
更年期障害とか加齢のせいだとしたら、ある程度は仕方ない。こんなものか、と思うようにしていました。
でも、貧血の原因って、実際にはよくわからないんですよね。とりあえず鉄剤を処方されます。
ところが、処方された鉄剤は、飲むと下してしまって飲めません。聞いてみると、そういう方も多いそうですね。鉄というのは、いっぺんにたくさんとるのがむずかしいものらしいです。足りないからと言って、つごうよく、からだは吸収してくれないみたいなんですね。
そこではじめて、いくら食べるものに気をつけても、肝心のからだに吸収力がなければ、意味がないことを思い知りました。
腸内細菌がもてはやされる理由。
腸内細菌のバランスとか、善玉菌とかが注目されるわけです。
からだに必要なものをしっかり吸収するには、腸内環境が大事ってことなんですね。
わたしも、腸内環境がもっとよくなって、腸が元気になれば、貧血はもちろん、片頭痛とか湿疹といった不調もよくなるのかもしれない、と思います。
で、大事な腸内環境をよくするにはどうすればよいか?
といろいろ調べたら、断食にたどりついたんですね。
体調がすぐれないと、「しっかり食べて栄養つけなくちゃ。」って言うでしょ? それが間違いだったんじゃないか、と思うようになりました。
いろいろ考え方はあります。でも、今のわたしは、食べるものに気をつけるよりも、食べないように気をつけたほうが効果的だ、という考えに説得力を感じています。
残念ながら、食べ過ぎないほうがいい食品があふれ、食べ過ぎによる弊害が大き過ぎるように思うからです。
いつまでも、おいしく元気に食事するためにも、週末プチ断食の習慣化に努めていきたいと思います。
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