このところの長引く頭痛が気になって、先日思い立ってMRI検査を受けたところ、右側うなじ周辺の椎骨動脈に紡錘状の変化が判明。
紡錘状変化というのは小さな膨らみのことで、これが一定以上の大きさになると動脈瘤と言うらしい。
こうした変形は、血管の損傷によって起こります。
椎骨動脈解離は動脈硬化がなくても発症する
血管の損傷で発症する動脈解離はその8割から9割が椎骨動脈で起こります。
椎骨動脈というのは、頸椎よりうなじ周辺を経由して脳幹に至る動脈のことで、どうも損傷しやすいみたいです。
たとえば、交通事故や運動などの衝撃、運の悪い人はくしゃみでも損傷してしまう場合があるようです。だから動脈硬化がない比較的若年層でも知らないうちに発症しているらしいです。
その大半は、知らない間に治っているそう。
血管が膨らんで変形するのは、損傷した血管を修復しようとしているからです。ちょうどカサブタみたいなものですね。血管が膨らんでコブみたいになっているのを動脈瘤と言います。
ところが、動脈解離の修復がうまくいかないで動脈瘤が破裂するとくも膜下出血になり、逆に血管が詰まってしまうと脳梗塞になる危険があるんですね。
危ない動脈解離と安全な動脈解離とは
危険な動脈解離は、動脈解離発症後、数日以内で破裂してしまう傾向があるそうです。だからくも膜下出血後に動脈瘤が発見されることが多いんです。
なるだけ動脈解離の時点で気づくことが大事なんですね。
危ない動脈解離は、痛みを感じた時点ですでに大きな動脈瘤があるか、少なくとも急激な変化が観察できる可能性が高い。
ところがふだんから頭痛に慣れてしまっている頭痛もちは、かえって動脈解離の痛みに気づきにくいかもしれないんです。
というのも椎骨動脈解離の痛みと片頭痛は、よく似た痛みで区別できないみたいだからです。
動脈解離なんていうと、おそらくこれまで経験したことがないような痛みだろうからきっとわかると思っていたら大間違い。
血管系に自信のない方は、首のつけ根やうなじ周辺の痛みにはくれぐれも注意したほうがよさそうです。
血管が老化する年齢になったら、定期的に検査を受けたほうがいいかもしれません。
わたしも注意していたつもりだったんですが、下手なストレッチが悪かったのかも……と反省しているところです。
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