マシュマロ実験に学ぶ、将来の生活習慣病リスクを軽減する方法

ご覧いただき、ありがとうございました。

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スタンフォード大学で行われた「マシュマロ実験」というのをご存知でしょうか?

4歳児に、今すぐ1個のマシュマロをもらうか、20分後に2個もらうかを選んでもらうという実験です。

その間マシュマロ1個は目の前の机に置かれ、研究者は退席します。

途中で食べたくなったときは、いつでもベルで研究者を呼び戻し、マシュマロ1個を食べることができます。

こうして最後まで目の前のマシュマロに手を付けず、2個のマシュマロを手に入れた園児は、全体の3分の1だったそうです。

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目の前のマシュマロの誘惑に負けないで、将来確実により大きな成果を得る方法とは?

2個のマシュマロを手に入れた園児は、何か特別な能力があるのでしょうか?

生まれつき持っている我慢強さとか、これまで我慢をした経験値の差はあるかもしれません。

目の前にある甘くておいしいマシュマロをすぐに食べるという行為は、本能的には正常なもので、両者に優劣をつけるのもヘンな気がします。

でも、20分待てば、確実に2個のマシュマロがもらえることがわかっているところが問題なんです。

人生には、衝動や感情をコントロールし、目先の欲求や誘惑に負けないで、将来のより大きな成果を得る能力が問われる場がどれほどたくさんあるでしょう?

生活習慣病予防における食事改善なんかはその典型です。ダイエットや禁煙にも当てはまりそう。

今我慢すれば、死ぬまで元気で自立した生活が送れるという壮大な成果が得られます。ところが、毎日の甘いものがやめられない。油ものがやめられない。お腹いっぱい食べるのがやめられない人が後を絶たないんですよね。

このマシュマロ実験を受けた園児たちの50年後の調査では、マシュマロ2個ゲットした園児グループは、そうでないグループより肥満指数が低く、ストレスに強いことがわかったそうです。やはり我慢強さは、人生をよりよくするものであることが証明されたわけです。

ところで、この我慢強さは生まれ持ったものかというと、そうでもないみたい。

ちょっとしたことを教わっただけで、よりたくさんの園児がかんたんに20分我慢できるようになることがわかったんです。

つまり、生まれ持った我慢強さがなくても、誰でも自分をコントロールできるテクニックがあるんです。

マシュマロ2個の園児たちは、優れて我慢強かったわけではなく、自然と我慢しやすくする方法を知っていたんです。

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誰でも我慢しやすくなるテクニックとは?

  1. マシュマロが眼中に入らないように遠ざける。
  2. マシュマロは甘くておいしいお菓子ではなく、空に浮かぶ丸くふっくらした雲だと想像する。

以上がマシュマロ2個ゲットした園児が行ったテクニックです。

二つのテクニックの共通点は、誘惑するものから遠ざかるということ。

1は物理的に遠ざかる方法。食べ過ぎるなら買い置きしない。店の前を通らないなど。

2は心理的に遠ざかる方法。欲求を刺激するイメージが浮かばないように、欲求がわいてこないようなイメージを浮かべる訓練をする。運動やほかの用事を作って欲求や感情に支配されないようにするなど。

将来の健康という成果は漠然としがちですが、マイナスイメージも時には役立ちます。

将来の健康というのは壮大な成果なんですが、マシュマロと違って漠然とした成果なんですよね。

確かにもっとちゃんと歯磨きしていたら、今のような歯周病にはならなかったというのはあります。健康の大切さは失ってみないとわからない、という経験も幾度かしてきました。だから今から食事に気をつけて筋トレを続けていたら、片頭痛持ちのわたしが父と同じように高血圧でくも膜下出血を患い認知症になるリスクを軽減することができることはわかります。

とはいえ「病気や介護で家族に迷惑をかけない」という成果はあまりにも地味。健康リスクなんか忘れて、目の前の欲求を満たすほうがはるかに魅力的です。

「死ぬまで元気で自立した生活のため」とどんなに前向きに言い換えてみたところで、所詮いつ来るかも知れない漠然とした将来に変わりありません。

先のことより今を優先するのも一つの立派な戦略なんですが、その今の積み重ねが将来を作っているんですよね。

「やっぱり病気でつらい思いをするのは嫌だなぁ」という何とも言えないマイナスのイメージが今のわたしをマシュマロから何とか遠ざけてくれています。